とおく。このとき、以下のことが成り立つことを示せ。
(1) およびは有理数である。
(2)任意の自然数に対し、は整数である。
(1)
であり、
に注意すると同様に。
それぞれの式の差をとってであるが、より両辺で割って整理すると。
また、それぞれの式の和をとってであるからとなる。
これらはいずれも有理数である。
(2)
とおく。
である。
(1)よりであるから、を解とする二次方程式はである。
を代入して両辺にをかけるとであり、についても同様にして和をとるととなる。これより、が整数ならも整数である。ここで、が整数なので任意の自然数に対しは整数である。