shaitan's blog

長文書きたいときに使う.

京大1991年前期理系問題3(文系問題3)

Vの頂点を\mathrm{A, B, C, D}とおく。\mathrm{AC, BC, AD, BD}の中点をそれぞれ\mathrm{P, Q, R, S}とおく。中点連結定理より、\mathrm{PQ}=\mathrm{RS}\mathrm{PQ}/\!/\mathrm{RS}\mathrm{PQ}/\!/\mathrm{AB}\perp\mathrm{CD}/\!/\mathrm{QS}であるから、四角形\mathrm{PQSR}は長方形である。長方形\mathrm{PQSR}の対角線の交点は\mathrm{PR}の中点であるからこれはVの重心であり、この点から\mathrm{P, Q, R, S}までの距離は等しい。同様に、\mathrm{AB, CD}の中点までの距離もこれらに等しいことがいえるので、Vの各辺の中点はVの重心を中心とする球面上にある。



Vのある面を含む平面への各中点の射影を考えると、この平面とこの問題で示した球面との交線がちょうど九点円になってることに気付いて面白いと思ったんですけど、これって有名事実なんですかね?