とおく。は三次以下の偶関数なのでとおくと、
であるから示された。
存在を示せばいいので求める必要はないが、計算して等号でつないでしまうのが手っ取り早い。試験場だと、線形性からの場合だけ考えれば十分として()を解くのが素直か。
問題の元ネタはGauss–Legendre公式。
参考:
manabitimes.jp
[元ネタに忠実な別解]
とおく。
は二次式なのでとおける。ただし、は一次の多項式、は定数である。
ここで、が成り立つのでとなる。
さて、はで極小となり、その間で極大となるので中間値の定理よりは実根を二つ持つ。それらをそれぞれとおくと、はに関して対称なのでとなる。また、、同様に、これらよりとなり、与えられた関係式を満たす。
のグラフが変曲点を二つ持つということなので明らかだが、説明するとなると面倒である。上のが説明になってるかどうかもよく分からん。変なことせずに微分の計算した方がいいのだが、の値を求めないで解こうとするとこんな感じか。
1978年前期文理共通問題1も同様の問題である(積分区間が[-1, 1]となり、被積分関数が5次式になっている。証明ではなく係数を求める問題)。