実数の値によって定まる点PとQがある. (1) がすべての実数を動くとき,直線PQが通過する範囲を図示せよ. (2) が区間を動くとき,線分PQが通過する範囲の面積を求めよ.
(1)
直線PQは傾きであり点Pを通るので.
とおくと,が実数解を持つことが直線PQが点を通過する条件.
判別式よりの下側の部分(境界を含む).(図は省略)
(2)
A, B,C, Dとおくと,Pは線分AB上,Qは線分CD上にある.
線分AB上の点は直線CDの上側にあるのでPQが通過する範囲は直線CDおよびその上側,つまり.
線分CD上の点は直線AB上かその上側にあるのでPQが通過する範囲は直線ABおよびその上側,つまり…☆.
面積を求めるべき範囲に点が含まれるにはがで解をもつことが必要.
(i)のとき
であり☆よりだからで解を持つ.
(ii)のとき
ならば良いが,☆よりだからまたは.
以上を合わせて,では(△OCDの周および内部),では.
従って求める面積は
.