shaitan's blog

長文書きたいときに使う.

駒沢大の問題


\displaystyle\vec{\mathrm{OA}}=\binom50, \vec x=\binom{\cos x}{\sin x}, \vec y=\binom{2\cos y}{2\sin y}, \vec{\mathrm{OP}}=\vec{\mathrm{OA}}+\vec{x}+\vec{y} とおく。
このとき、与式はOPの傾きであるから、OPの傾きの最大値を求めればよい。
中心A、半径3の円Cを考える。原点から円Cへ傾きが正となる接線を引き、接点をTとおく。点Pは円Cの周及び内部に含まれるため、(OPの傾き)≦(OTの傾き)である。また、P=Tとなるようなx, y は確かにに存在する。つまり、求める値はOTの傾きである。
点Tからx軸に下ろした垂線の足をHとおくと△OAT∽△OTHであるから、
(OTの傾き)=\dfrac{\mathrm{TH}}{\mathrm{OH}}=\dfrac{\mathrm{AT}}{\mathrm{OT}}=\dfrac34



方針はほぼ一緒なんですが、変数をまとめちゃう方が好きですね。

\dfrac{\sin x+\sin y+\sin z}{\cos x+\cos y+\cos z+5} の最大値を求めよ

のように変数が増えても同様に解けます。