shaitan's blog

長文書きたいときに使う.

箱庭数学

京大2016年文系問題4

四面体OABCが次の条件を満たすならば、それは正四面体であることを示せ。 条件:頂点A,B,Cからそれぞれの対面を含む平面へ下ろした垂線は対面の重心を通る。 ただし、四面体のある頂点の対面とは、その頂点を除く他の3つの頂点がなす三角形のことをいう。 辺…

東大1984年前期理系問題3

2以上の自然数に対してとおく。このとき、次のことを証明せよ。 i) n次多項式がで割り切れるためには、が定数を用いての形で表されることが必要十分である。 ii) n次多項式がで割り切れるためには、が関係式をみたす定数を用いての形で表されることが必要十…

東大1994年前期理系問題2

とおく。このとき、以下のことが成り立つことを示せ。 (1) およびは有理数である。 (2)任意の自然数に対し、は整数である。 (1) であり、 に注意すると同様に。 それぞれの式の差をとってであるが、より両辺で割って整理すると。 また、それぞれの式の和をと…

東大1995年前期理系問題1

すべての正の実数に対し が成り立つような実数の最小値を求めよ。 Cauchy–Schwarzの不等式より、 であるから、両辺の平方根をとってとなる。 したがって、ならばすべての正の実数に対し与不等式が成立する。 ここで、与不等式にを代入するとより、でなければ…

東大2009年前期理系問題2

実数を成分にもつ行列と実数が下の条件(i), (ii), (iii)をみたすとする。 (i) (ii) (iii)とするとき、 このとき以下の問に答えよ。 (1),(2) 略 (3) かつを示せ。 (1),(2) 略 (3) ここでよりであるが、 なのでである。 このとき、よりであるが、よりとなる。

津田塾大学1984年

sin 50° の評価についての問題です。#津田塾大学 pic.twitter.com/uiMWK0DXEg— 数学教師 (@CLCbXY8IVF7BsPV) 2019年12月1日 ここでよりであるから、 は条件を満たす。三倍角の公式よりであるから、 とおくと、である。 三倍角の公式よりも成立し、である。 …

不等式bot[31]

[31]☆6pic.twitter.com/1cr2R2uT6t— 不等式bot (@Inequalitybot) 2019年11月29日 とおく。k>0で考える(この範囲で最大のkがあればそれが求めるkである) AM-GM不等式より (b=cのとき等号成立)なので したがって、kがを満たすことが必要十分。 ここで条件…

不等式bot[158]

[158]aa/b+bb/c+cc/a≧3(aa+bb+cc)☆5pic.twitter.com/GdAArNQwk2— 不等式bot (@Inequalitybot) 2019年11月22日 であるから、 より示すべき不等式を得る。

不等式bot[86]

☆3pic.twitter.com/kloLuArI1l— 不等式bot (@Inequalitybot) November 21, 2019 x=a+b, y=b+c, z=c+aとおくと、 より示された。

不等式bot[50]

[50]☆4pic.twitter.com/XfbwoWMibg— 不等式bot (@Inequalitybot) November 21, 2019 a≧b≧cとしてよく、このときa≧1≧cであるから、

不等式bot[71]

☆1pic.twitter.com/0JCw7hput8— 不等式bot (@Inequalitybot) 2019年11月21日 同様にである。 また、 であるから。 これらの式を加えて示すべき不等式を得る。平方完成するのも2変数のAM-GMも同じことだが、前者はイコールで繋げるので変形を省略しやすい(気…

不等式bot[82]

☆5pic.twitter.com/nbJtEyDxKj— 不等式bot (@Inequalitybot) November 20, 2019 条件A(m,n)をとする。 であるから、 A(m,n)⇒A(m-1,n)であり、同様にA(m,n)⇒A(m,n-1)となる。 これを繰り返し適用すると、A(m,n)⇒A(k,l) (m≧k, n≧l)が言える。 条件よりA(2011,2…

不等式bot[49]

[49]☆4pic.twitter.com/Qtm757O0V0— 不等式bot (@Inequalitybot) November 19, 2019 重み付き相加相乗平均の不等式より ただし、 であることを用いた。

不等式bot[222]

[222]☆1pic.twitter.com/9zu0B4mHzs— 不等式bot (@Inequalitybot) November 20, 2019 a≧b≧cとしてよく、このときであるから、 並べ替え不等式より

不等式bot[55]

[55]☆3pic.twitter.com/N1W83SFJI4— 不等式bot (@Inequalitybot) November 17, 2019 他の項も同様にして辺々加えて示すべき不等式を得る。

不等式bot[73]

☆5pic.twitter.com/pKRBDMC2lQ— 不等式bot (@Inequalitybot) November 13, 2019 a=1+x, b=1+y, c=1+zとおく。xy≧0としてよい。また、z>-1である。このとき、 なので、であるが、両辺に3を加えて示すべき不等式を得る。

不等式bot[24]

[24]☆3pic.twitter.com/IZgf5Tyl9Z— 不等式bot (@Inequalitybot) November 13, 2019 とおくと、であり、 となる。 x≧y≧zのときかつであるから、並べ替え不等式より。 x≧z≧yのときも同様。

不等式bot[32]

[32]☆5pic.twitter.com/8dG6J5TMO3— 不等式bot (@Inequalitybot) November 12, 2019 Titu's Lemmaより また、 である。 ここで、に注意すると、 より示された。 但し、最後の不等式は相加平均≧調和平均の関係を用いた。

不等式bot[59]

[59]☆2pic.twitter.com/3IrRLGqwQH— 不等式bot (@Inequalitybot) November 12, 2019 AM-GM不等式より なので示された。

東大2005年前期文系問題3(不等式bot[138])

[138]x^4-2(s+t)xx+(s-t)^2=0☆1pic.twitter.com/HC1EL55kxv— 不等式bot (@Inequalitybot) November 11, 2019 とおく。と変数変換するとがわかる。 二次方程式の解の公式よりである。これをとおく。 は単調増加なので、 は単調減少なので。 あわせて、はから…

不等式bot[56]

[56]☆3pic.twitter.com/KJkGIRqQyW— 不等式bot (@Inequalitybot) November 12, 2019 およびよりである。 は下に凸なので。

不等式bot[175]

[175]☆4pic.twitter.com/0RTiS9kcCv— 不等式bot (@Inequalitybot) 2019年11月12日 であるが、 より示された。

不等式bot[61]

[61]☆3pic.twitter.com/AUXNCf3ZJO— 不等式bot (@Inequalitybot) November 10, 2019 a≧b≧c≧0でa+b+c=1のときに (*)の成立を示せばよい。 および より、 (*)の左辺

不等式bot[84]

☆3pic.twitter.com/rctJCrlsD6— 不等式bot (@Inequalitybot) November 9, 2019 である。 k>m>nとしてよい。 (i)m-n>1のとき (ii) k-m=m-n=1のとき (iii) k-m>1, m-n=1のとき k-m=a, max{m,a}=Mとおくと、m≧2,a≧2よりam≧2Mなので、 (i)-(iii)よりLHS≦RHSが示…

不等式bot[22]

[22]☆4pic.twitter.com/CpP94WsQcl— 不等式bot (@Inequalitybot) November 9, 2019 であり、同様にであるから、 となる。

不等式bot[65]

☆4pic.twitter.com/qS0rFye9XD— 不等式bot (@Inequalitybot) November 8, 2019 分母を払って整理するとと同値であるが、 これは(a,b,c)と(ab,bc,ca)の並べ替え不等式から成立することが分かる。

不等式bot[26]

[26]☆5pic.twitter.com/kdtKbxrYkJ— 不等式bot (@Inequalitybot) November 8, 2019 とにCaychy-Schwarzの不等式を適用して、となる。 ここでであるから、 となり、上の結果と合わせて求めるべき不等式を得る。

不等式bot[105]

☆1pic.twitter.com/DMIEx2ZMjb— 不等式bot (@Inequalitybot) 2019年11月8日 a_k/√(a_k+a_{k+1})と√(a_k+a_{k+1})でコーシーシュワルツすると、 (与式左辺)*(2Σa_k)≧(Σa_k)^2より示される。Titu's LemmaとかEngel's formとかSedrakyan's inequalityとか言われ…

不等式bot[45]

[45]☆3pic.twitter.com/yM7d9rKYJb— 不等式bot (@Inequalitybot) November 8, 2019 である。 ここで、a≧b≧cとしてよく、このときなので、並べ替え不等式より なので。 また、 なので。 以上より4LHS≧12が言えるが、両辺を4で割って示すべき不等式を得る。

不等式bot[40]

[40]☆2pic.twitter.com/qYpsyf5uJb— 不等式bot (@Inequalitybot) November 8, 2019 とおく。 従ってf(x)は単調減少であるからf(3)>f(4)。この両辺を12乗すると示すべき不等式を得る。